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ソラカガミ。。。
とても良い天気でした。 まるで夏の様な日差しがとても眩しい。 そこは前に一度来た事のある場所でした。 けれども、そこの住所も地名も知らない。 ただ、見覚えのあるトルコ料理屋さんが過去の記憶と一致する。 陽があまりにも明るい為に、お店の中の様子は暗くてよく分かりませんでした。 しかし、表の看板を見ればとても美味しそうなトルコ料理屋でした。 通りに面した小さなテラスでいつか食事をしたい。 トルコ料理屋は大きな通りに対して横向きに位置していて、 正面は小さな下りの階段になっている。下を見ると、とても急なのが分かりました。 目的の場所へ行くには、その階段を下る必要があるのです。 とことこと下りきると、そこには丸石を敷き詰めた広い河原があり、 真ん中にはエメラルド色の池が、春なのに夏の様な太陽に照らされて ますます色を鮮やかに、静かに輝いていました。 見渡すと、ここはカルデラ状の地形でした。 今降りて来たのは、カルデラの一辺のようです。 河原には沢山の人が下りて来ていて、久々の日差しを楽しむ様に、 日光浴をしたり、ビーチボールで遊んだり。 目的の場所は、丁度池の反対側だったので、池に沿って右回りに歩きました。 空がふわふわしている。 カルデラの壁の一部から、新宿のビル群が見えた。位置から考えると世田谷付近? 春なのに夏の様な太陽は、さっきと変わらない所で照らし続ける。 池のキラキラが突然止んだ。と、同時に雨が降り始めました。 日光浴を楽しんでいた人達は慌てながらお片付け。愉快だ。 あっという間に、池の周辺は湿った重い空気で満たされました。 雨なのに、雨音がしません。むしろ不自然で生暖かい静寂がありました。 上を見上げると、地面から10メートル程の高さの所で、銀色の空がうねっていました。 銀色の空には、今自分が立っている場所が映っている。空中鏡。 「丁度、あそこに空気の層があるんだ。」すぐにそう思いました。 プールに潜って見上げた時に、水面が鏡になって見えるまさにあの状態。 まるで、雨が重い空気の上に池を作っているようでした。 しばらく空を、その蜃気楼を眺めました。 そんな夢を見た。
by enigm-a-sia
| 2006-03-07 03:27
| がねーしゃの寝言
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